てくてく

日々の作曲に

オーケストラの作曲

8月冒頭(いや、7月末ぐらいからか)から武満作曲賞のオケ作品の作曲をしている。だいぶ前から色々考えてようやくこういうものを書こうと決めて細かく設定をし、書き始める。しかし電子音楽ばかり作ってきたのではっきり言ってきちんとした楽譜を書くのは久しぶりで「あれ、音符ってどうやって書くんだっけ」状態が最初続いた。

 

進めるうちに書いてる自分の音楽観について(そんなたいそうなもんでもないけど)いろいろ思う。ところで実はtwitterのほうで自分しか閲覧できない設定で作曲した日にどれだけどのように進めたとか、どう思ったとか備忘録的なことをつぶやいてきた。結構前から。誰の目にも触れない(聞かれない)のがつぶやきであるならそれはそれで目的には適っているとは思う。そんなことはどうでもいいか。

 

作曲にあたって最初に考えたのは、電子音楽(一応エレクトロニカという名のジャンル。個人的にはそれってジャンルと言えるのかとか呼び方に困るので人に説明する時はそういったジャンルの音楽を作ってますと便宜上言っているが僕としては本当は呼び名など大した問題じゃないと思っている)を作っているんだからそのフィードバックがオケ作品にも反映されれば、ということ。最初は単にダイレクトに音響的な意味でのフィードバックを考えていたけどそういうことじゃないなと。何故なら単に電子音楽で作っていた音響をオケという生演奏される作品に転写するだけだったらそれはなんだか滑稽だから。

 

音楽的な考え方としてのフィードバックが必要なんじゃないかと感じていた。別に現代音楽作曲作品と電子音楽で作曲の態度が全然違うというのもありだとは思うが、それは納得いかなかった。

 

わずかな人たちに僕が作曲にあたって何を考えてるか、を見てもらうことを意識しながらの日記をこれから少しずつ書いていこうと思う。いつ日記をやめるかわかんないけど。