てくてく

日々の作曲に

僕が「邦楽・洋楽」といった言葉が嫌いな理由

音楽好きな人と話をしていてよく出て来る「邦楽」「洋楽」という言葉について。

 

「それって邦楽(もしくは洋楽)ですか?」というような質問をされるとどうしようかなあといつも困る。

 

なんですか邦楽って。洋楽って。多分昨今のJ-POPなる音楽ジャンルのことを総称して邦楽と言ってる人がほとんどだと思うけど本来の意味と違うしなあとか。

洋楽ってアメリカとかイギリスのロック音楽のことを言ってるらしいけど、じゃあマイケル・ジャクソンはポップスだから洋楽じゃないのか?とか。洋楽の洋って西洋のことかな?とか。西洋ってどこの地域をさしてるんだろうとか。アルゼンチンで流行ってるロックとかポップスはなんなのとか。

アメリカにいるけど作曲した人は日本国籍の人で、その曲を歌ってるのはアメリカ国籍の人でアメリカでヒットしたロックは洋楽なの?とか。作曲された場所が問題なのか歌ってる人の国籍が問題なのか人種の問題なのかヒットした場所が問題なのかとか。

 

たぶんそんなことはいちいち考えてなくて日本かそれ以外かみたいな区分なんだろうけどいろんな意味で極めて良くない感覚だと思う。

 

でも会話の中でそんなことを言うとつべこべうるせえ奴だと思われるので言わないようにつとめてるけど一瞬の沈黙は避けられない。いつも。困ったな。